不謹慎・・・
おちまさとさんのブログを見て
えらく共感したので
みなさんにも是非読んでいただきたく、
以下
今日
今までとは違う
新たな月曜日が
始まった。
先週の金曜の夜までと
どうしても価値観は
多少の変化を
齎してしまった
新たな月曜日だ。
朝起きると
まず多くの
リスケ(スケジュール変更)の
メールと電話が
続いた。
やはり
計画停電に伴う
電車通勤などへの影響における
各社の自宅待機などの指示に
よるものが多かった。
先日も書いたが
我々は
生きて行かなければならない。
生き抜いて行かなければならない。
僕らの国には突然
不幸な出来事があった。
しかし
時は進んで行く。
仕事ができる健康と
仕事ができる環境が
(学生ならば学業か)
運にめぐまれ整っている
我々は
その仕事ができる幸せを
今まで以上に噛みしめながら
働いて行かなければ
ならない。
それが
日本の未来の為にも
被災地の復興の為にも
繋がるはずであると
信じて。
しかし
福島第一原発問題において
使用できる電力は激減し
交通手段の環境が
悪化しているので
多くの仕事が
潤滑に回らなくなっているのも
現実である。
だけども
働ける人間は働かなければ
前進できない。
ただ
何となく
その空気を
遮っているものがある。
それは
一体何なのだろうか。
例えば
現在あらゆる
楽しいことがコンセプトの
ライブやイベントは
数多くが中止を余儀なく
されている。
「この時期に何を考えてるんだ」
ということが最大の理由か。
もっと簡単に言えば
『不謹慎』
という三文字が
文鎮のように乗っかっている
気がする。
流石にそれは
この時期に『不謹慎』だ
と思う事もある。
しかし
この『不謹慎』のボーダーは
誰にもわからない。
『不謹慎』とは
慎みがないという事だ。
慎みとは
控え目に振る舞うこと。
果たして
どこまでが『不謹慎』なのだろうか。
東京でバリバリ仕事をしていること
費用対効果があるので
車で移動すること
御飯を食べること
こうしてPCでブログを書くこと
など何をするにおいても
何か目には見えない
『不謹慎の地雷』
を探り探りしながらの
空気感が
この新たな月曜日には
まん延しているような気がした。
もちろん
先週の金曜日の朝のように
無条件には動けない。
しかし
我々は
動かなければならない。
だけども
動けばそれは
『不謹慎の地雷』
を踏みかねないと
みんなで様子を見て
先に誰かに毒見をしてもらってから
追随する感じもあるかもしれない。
これだけ
品格も美徳も美意識も
失って来た日本人は
皮肉にも
『不謹慎』レーダーだけは
とんでもなく敏感にできている。
誤解を恐れず書くならば
娯楽も癒しの一つである。
これだけ
困窮した現状で
テレビでは
惨憺たる映像を見続けて
被災地ではない場所でも
精神的にはかなりきついことも
あるかもしれない。
例えば美容室に行ったら
節電節水にならないから
それは『不謹慎』なのだろうか。
でも美容室からすれば
それこそが仕事であり
こんな時でも前進せねばと
やる気を奮い立たせて
現場に行ったにも関わらず
そこに来ることが
『不謹慎』と言われたら
そんなに悲しいことはない。
そういう時に
僕はやったことがないが
パチンコをしていたら
どうなのだろう。
節電じゃないから
『不謹慎』なのか。
でも
パチンコ業界側からすれば
突然お客さんが来なくなることは
とても困ることとなる。
僕は毎日ジムに行くことが
歯磨きの様な日常なのだが
ランニングマシンは節電に
ならないので
これも『不謹慎』になるのだろうか。
こちらも働いている人がいるが
道を走れと言われれば
それも確かだ。
このうように
『不謹慎』にはハッキリとした
境界線がないが
どこに境界線を置こうと
その境界線の向こうには
必ず労働者がいることを
忘れてはならないような
気がする。
日本は未曾有の経済危機である。
そこに未曾有の大地震が訪れた。
ただでさえ
逼迫した日本経済は
少子高齢化でそれに拍車をかけ
破綻まっしぐらであり
しかも実際に働ける
生産人口が激減する中
このまま
疲弊していったら
明日はない。
これは
史上最強最悪の試練である。
関係ないが
大地震には
世界各国からハイスピードで
救助隊が続々と来るが
経済では全く来ないのは
気のせいか。
そんな中
労働力や働く精神力を
落としてしまっては
本当に株式会社日本は
倒産してしまう。
明日からも
多分
『不謹慎』のボーダーを
探り探り
まさに空気を読みながら
その『不謹慎』の領域を
少しずつ狭めて行くはずだ。
阪神大震災から16年。
まさにこの状況から始まり
年々状況が変わって行き
この間の金曜日までは
『不謹慎』ではなかった
100のことの内
98までは『不謹慎』の領域に
入っている気がする。
それはもちろん
それで正しい。
しかし
最初にも書いたように
我々
働ける人間はゴリゴリ
働いて生産していかなければ
ならないのも事実。
正直
僕もこのブログを
悩みながら書いている。
なぜなら
誰もこの
『不謹慎』のボーダーを
明言してくれないからだ。
菅さんでもいい
どなたかが
ある程度の指針を
示して欲しい。
この『不謹慎』の領域は
あらゆる意味で意外と大きな
経済逆効果を生むこととなる。
慎まなければならない。
全ては控えめにしなければ
ならない。
本当にそう思う。
しかし
停滞はできない。
働ける人間は
トンネルの先を掘り続けなければ
ならない。
難しいリーダーシップが
問われる。
おちまさと
逆に
『不謹慎』とハッキリ言えるものは
例えば
阪神大震災時に本当にあったらしいが
興奮して援助に来た素人が
結果足手まといになり
しかも現場の少量の食料を
食べてしまうということが
たくさんあったらしいが
これこそ
『不謹慎』
また
今東京のスーパーや
コンビニに行けば
様々な食料や
トイレットペーパーなどの
日用品や
懐中電灯や電池が
売り切れとなっている。
これは
福島第一原発の一号機が
爆発してからの
いたずらに恐怖を煽る
チェーンメールなどで
買い占めろ!ということが
流れたからという理由が
殆どだという気がする。
外出禁止令が出る
西へ逃げろと偉い人から聞いた
などの三流SF映画的な話。
そんな中
本当に電池がなければ
病気でどうしても
使わなければならない
という人はどうするのか。
この間も書いたが
救急車が近くに来れば
ドライバーは道を譲る。
今は救急車の前に
我先にと渋滞を作ることと
同じことが起きている。
これは
『不謹慎』
である。
一方ヘリでの視察で
居眠りをした議員がいたと
まさに『不謹慎』だ!
とかいうニュースがあったが
それは『不謹慎』か。
多分今回の件で
寝不足だったのだろう。
そこにヘリの揺れじゃ
かばうつもりじゃないが
寝てしまうのもあるかもしれない
のではないか。
枝野官房長官だって
105時間ぶりに
やっと寝れたらしい。
また
自衛隊や原発処理の
現場で働く方々の
健康が心配です。
2011年 3月 16日 | カテゴリー:ニュース&トピックス | コメント (4)
コメント
長い・・・・
でも、読みました。
2011年3月17日 16:57 | YAKU
自衛隊や消防庁の方は、ほんとに御苦労です。
2011年3月17日 16:58 | YAKU
今回で、自衛隊や消防庁の活躍が、「スゴイ!!」と思ってる人たち、多いはず。
2011年3月18日 05:47 | よこはま
YAKUさん→
長文読んでいただいてありがとうございます!
海外では「枝野首相」って書かれてるところもあるらしいですよ〜
間違ってる(笑)
2011年3月18日 09:46 | チィーコ